気取らないこと、を気取る、35歳 in 上海

　　実はもうすぐで35歳になる。もう決して青春の時期ではなく、オッサンの領域に入ってきたので、ここに宣言する。

　　これから僕は、気取らないことを、気取ろう。

　　オッサンになってくると、あからさまに気取るのは、カッコ悪い。まったく気取らないのは、単に野暮である。もっとカッコ悪い。それで、35歳を超えた男として必要になってくるのが、「気取らないことを、気取る」という、年相応のカッコ良さの哲学なのだ。

　　これが、意外と難しい。あからさまに気取ってはいけない。あくまで、「気取らないことを、気取る」のである。

　　例えば、素敵な女性と別れ話になったとする。

　カッコいい男は、気取ってさらりと未練がないかのように立ち去る。だが、もっとカッコいい男は、少しだけ未練を口にしてカッコ悪さを演じつつ、最後の最後にはかの女を持ち上げ、しっかりと女性に明るい未来を与えてから去るのだ。

　この男の態度を下手なセリフにするなら、「本当に好きだったよ・・・でもあばよ！」（あばよ、って実際の会話で聞いたことないけどね）。これは、男としてカッコいい。あくまで男が振られたのである。

　　
　　35歳in上海。気取らないことを気取れ！

　追伸：最近は毎日のようにブログを気まぐれに書いてますが、こちら上海は春節（旧正月）の長期休暇に入ってしまい、結構暇なんです。