四十雀の囀り日記

路上をゆるりと歩いたり、時に疾走したり。2004年から中国で暮らし、16年秋に13年ぶりに帰国しました。

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

夜の果物屋さん

きょうは仕事の帰り道、朝食用のバナナをよく買っている果物屋さんに立ち寄りました。林檎、西瓜、苺、檸檬、梨、蜜柑などが並ぶ小さな果物屋さんです。裸電球が2つ天井から吊るされて、果物たちをカラフルに照らしています。 28歳の女店長は「いらっしゃい…

バナナを拾えない子ザル

どこの動物園にも必ずあるといってもいい、サル山が好きです。パンダとかなんとか珍しい動物を眺めても、あーそうかという感じで意外とあっさり見終わってしまいますが、サル山に来ると僕は離れがたくなります。売店で買ったポップコーンを口に放り込みなが…

したたかさのバカ野郎

したたかさのバカ野郎。誰が好きでこんなしたたかさを身に付けたのだろう。ヒトはしたたかだから、偉いのか。ヒトは偉くなりたいから、したたかになるのか。 そんなものは捨ててしまえ。所詮はヒトのクズにすぎん。 怒りは、したたかさに向けられて、したた…

雨の日、散歩、夢

ポツポツと小雨が降りはじめた昼下がり。ひとりバスに乗って街の中心部へ出かけました。 いつもより人通りが少ない准海路。新しいワイシャツを買う用事を済ますと、ぶらりと近くの公園へ足をのばしてみました。 都会の空気も雨で浄化されているのか、吐く息…

怒れ!

きょうの上海は最高気温28度ぐらい。かなり暑くなってきました。湿気の多さが不快度を増している感じ。これから夏が大変そうです。 昼過ぎ、会社近くの売店へ雑誌を買いに行きました。僕は埃まみれになった雑誌一冊を手に取り、「この雑誌の最新刊は置いて…

路上の視点

高い地点から、世界を見下ろす。 低い地点から、世界を見上げる。 いずれの視点も、世界への段差がある。観察者と対象者の間に、明らかな距離がある。この段差は、お互いの関係性を冷たく突き放して、反発し合う性質からどうしても逃れることはできないよう…