四十雀の囀り日記

路上をゆるりと歩いたり、時に疾走したり。2004年から中国で暮らし、16年秋に13年ぶりに帰国しました。

お前にはまだ早すぎる!

 「ダメだ!お前はまだそんなものに手を出しちゃいかん」。僕は愕然として叫びました。


 女子「だってよっしー部長、これが効くんです」

 僕「しかし、お前には10年早すぎるぞ」

 女子「でも私、10代の頃からやってま〜す」

 僕「・・・」


 
 僕らが働いているビルの一階フロアにはコンビニの「ローソン」があって、毎日3時になると僕は息抜きに下りていきます。いろんな中国語雑誌などを読んだりして気分転換をし、そして思わず手を伸ばすのが、これです。




 大正製薬の栄養ドリンク、「リポビタンD」。




 信州の田舎で精密機械の工場をやっている僕のおやじが、毎日冷蔵庫にいっぱい冷やして、仕事の合間に飲んでいるのを見て、「あんなもの子供だましだよ」と思っていましたが、流石に僕も効く年頃になってきました。“気取らない”を気取る35歳です。
 おやじが盛んに「子供は飲んじゃいかん。元気がつき過ぎるからな」と注意していたのは、あながち間違っていなかったかもしれません。


 ところが、わが編集部の20代前半、新卒の女子が腰に手を当て、片手でリポビタンDを持ってポーズを決め、おやじのようにゴクゴクと喉を鳴らしているではありませんか。ついに日本だけでなく、上海の経済までもリポビタンDでエネルギー補給して動く新時代に突入したようです。ファイト一発!(大正製薬さん、宣伝費ください)。
 ちなみに僕が部長と言われているのは、もちろん役職ではなく、架空の「よっしー部」の部長です。あまり意味はありません。


 20代からリポビタンDの効果を知ってしまった部員たちの将来が心配です。