四十雀の囀り日記

路上をゆるりと歩いたり、時に疾走したり。2004年から中国で暮らし、16年秋に13年ぶりに帰国しました。

偏頭痛と上海の赤いリズム

 僕は、「生体的なリズム」が崩れると、とたんに偏頭痛がする。ズキズキ、ズキズキ・・・。脈と同じテンポで痛み、キューと血管が細くなっているのが分かる。あまりひどい痛みのときは吐き気すらする。しかも必ず左の側頭部、コメカミの近くが痛む。

 人間はリズムが大切だ。相当な音痴で、運動神経も鈍いこの僕にもやはり不可欠なのはリズムだ。ズキズキする頭を撫でながら、「よし、今年はリズミカルに行こう!」と年初に思った。自宅アパートに備え付けてあるパソコンが頓死してから約1ヶ月ぶりのブログ復帰。新年早々にもかかわらず偏頭痛の話題から始めてしまって、本当に申し訳ない。
 さらに何の脈絡もなく唐突で申し訳ないが、リズムには「色」が欲しい。


 「青色」のリズムだと、昔暮らした日本は奄美の白い砂浜にリズミカルに打ち寄せる青い波を連想させてさわやかで懐かしい気分になるが、今年3回目の年男を迎えた僕はまだ過去を振り返るには若すぎる。ここは泥のような汚れた海水しかない上海だ。

 「緑色」のリズムだと、白神山地大自然の中に分け入り、猪狩りをして暮らすマタギを思い出すのは僕だけか。ちょうど、秋田にいる古い友人から年賀状が届き、何をしているのか詳細は不明だが「山に入る生活をしています」とだけ書いてあったので、緑のリズムは彼に譲りたい。大自然の中には大きくゆったりとした時のリズムが流れているのだ。

 「黄色」のリズムだと、ウ○コの出るタイミングみたいだ。僕は便秘ではないので却下。しかし、僕のこのブログを読んでくれている長野の幼馴染から「文調がいつも寺山修司風だよね」と指摘されて、そういえば文の芸風が固定されてしまって、そろそろ色を変えようかなと思っていたところなので、黄色を採用するのもいいかもしれないと思ったが、あんまりだ。というか、ウ○コの話題が出てきてしまうブログは、果たして寺山修司風か。


  
 そして「色」のリズム。ドクドクと脈打っちゃってる感じがいい。少し変なことを想像させてしまうが、人生の躍動感を感じる。命が軽々しく扱われる世の中だからこそ、もっと生物としての人間を考え直してみるのもいいんじゃないか。ということで、決定。今年のテーマは「上海の赤いリズム」です。



  あなたな何色のリズムが好きですか?