四十雀の囀り日記

路上をゆるりと歩いたり、時に疾走したり。2004年から中国で暮らし、16年秋に13年ぶりに帰国しました。

髪を切る

大きな鏡に映す自分の顔。

    
  伸びてきた髪。直径2センチあるかないかだが。

  しかも少し巻き毛が混じる。

   いつから天然パーマになったのか。生まれながらだったのかどうかも思い出せない。
  

 切る、切らない。鏡と相談するが結論は持ち越し。


  
 とりあえず、床屋を探して街を歩く。小さな人々が、通りすぎる。


    途中で美味しそうな果物屋さん発見。1キロ10元(約150円)の林檎を買う。

  ビニール袋に入れた林檎を手渡しながら、「また来てね」と女性が微笑む。

   あれっ!? ホホエミってあったっけ。ぐるぐる上海とか、昆明とかを思い出してみる。


 ぐるぐる考えていたら、部屋に戻っていた。髪のことはすっかり忘れて。







  いま広州にいます。暮らしはじめてまだ1週間。


  そう、この日記のようになんだか少し緩い空気。でも心地よい感じ。
     どこかに通じているこの緩さ。きっと僕の根っこの部分につながっている。




  おやすみ。きょうもきっと悪夢はみない。